乾季のバリ島を彩る伝統文化「凧揚げ」
旅の読みものブログ|Bali Travel Guide
2026.7.22
乾季のバリ島を彩る伝統文化「凧揚げ」
遊びではなく、神様への祈りが込められたバリの空
📅 2026年7月23日から26日にかけて、バリ島では凧揚げに関連するイベントが開催されます。
乾季になると、バリ島の空には色とりどりの凧が舞い上がり、多くの人々が凧揚げを楽しむ姿を見ることができます。
しかし、バリの凧揚げは単なる季節の遊びではありません。そこには、古くから受け継がれてきた宗教や文化、
そして人々の想いが込められています。
神様とつながる凧揚げ
バリ・ヒンドゥー教では、凧揚げは*サン・ヒャン・ラレ・アンゴン(Sang Hyang Rare Angon)
*と深い関わりがあるとされています。
ラレ・アンゴンは「羊飼いの子ども」を意味し、シヴァ神の化身の一つと考えられています。
風を司る存在として知られ、その風は生命を育み、農作物を豊かにし、害虫を遠ざけると信じられています。
そのため、人々は凧を空へ揚げることで、神様への敬意と感謝を表しています。
凧に込められた哲学
バリでは、高く舞い上がる凧は人間の魂(アートマン)を表し、
その凧をつなぐ糸は、人の心や自制心を象徴すると考えられています。
また、ラレ・アンゴンは、子どもの純粋さや魂の成長を象徴する*サン・ヒャン・クマラ
(Sang Hyang Kumara)*とも深い関わりがあるとされています。
子どもたちが無邪気に凧を揚げる姿は、神様へ素直な心で近づこうとする姿にも重ねられています。
バリ哲学「ルワ・ビネダ」
伝統的なバリの凧の骨組みには十字の形が取り入れられています。
これは、善と悪、天と地、風と大地など、異なるものが互いに調和することで世界の均衡が保たれるという、
バリ・ヒンドゥー教の思想*「ルワ・ビネダ(Rwa Bhineda)」*を象徴しています。
凧は空を飛ぶ道具であるだけでなく、人と自然、そして神様との調和を表す存在でもあるのです。
農業とともに受け継がれてきた文化
バリの凧揚げは, もともと収穫を終えた農民たちが, 豊かな実りへの感謝を表すために行っていたと伝えられています.
また、凧に取り付けられた*グワン(Guwang)やクデブン(Kedebung)*と呼ばれる音を鳴らす部分は、
ラレ・アンゴンへ捧げる神聖な音と考えられ、大地の豊かさを願う意味が込められています。
一人では受け継げない伝統
大型の凧を空へ揚げるためには、多くの人が協力しなければなりません。
凧作りから準備、そして飛ばすまでを共同で行うグループは*
「スカハ・ラヤンガン(Sekeha Layangan)」*と呼ばれています。
この伝統は、協力することの大切さや、お互いを支え合う心、
そして仲間とともに目標を達成することの大切さを教えてくれます。
バリの空を見上げてみませんか
乾季のバリ島で空を見上げると、美しい凧が風に乗って悠々と舞う光景に出会えることがあります。
その一つひとつには、神様への祈り、自然への感謝、そして人と人とのつながりを大切にするバリの人々の想いが込められています。
バリの凧揚げを知ることで、旅先で見上げる空の景色も、きっとこれまでとは違って見えてくることでしょう。
乾季のバリ島で空を見上げると、美しい凧が風に乗って悠々と舞う光景に出会えることがあります。
その一つひとつには、神様への祈り、自然への感謝、そして人と人とのつながりを大切にするバリの人々の想いが込められています。
バリの凧揚げを知ることで、旅先で見上げる空の景色も、きっとこれまでとは違って見えてくることでしょう。
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