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✨バリ島の伝統・UDENG(ウデン)

旅の読みものブログ|Bali Travel Guide

2025.12.3

✨バリ島の伝統・UDENG(ウデン)

バリ島の伝統・UDENG(ウデン)って何?

 

日本人が知ると面白い、頭に巻く布の深い話

バリ島で男性がよく頭に巻いている、あの三角形の布。

あれは *Udeng(ウデン)=バリの伝統的な頭布* です。

 

お祭り・お祈り・村の行事などで必ずと言っていいほど着用される、

バリの象徴的なアイテムなんです。

 

 

 

Udengは「心を結ぶ」ための布

Udengには、バリ語で ngiket manah(ンギケッ・マナ)= 心を結ぶ・心を整えるという意味があります。

 

つまり、

気持ちを落ち着けて、良い状態で儀式に参加しましょう

という大切なメッセージが込められています。

 

仏教でいう「心を静める」、日本の神社でいう「心を清める」、

そんな感覚に少し近いかもしれませんね。🙏

 

 

 

なぜ形が左右非対称なの?

実はUdengわざと左右が対称じゃないんです。

右側を少し高く作り、左より上がるようになっているのは、

 右=善(dharma/ダルマ)

左=悪(adharma/アダルマ)

 

を象徴しており、

『人はなるべく善い方向へ意識を向けて生きるべき』という教えを表しています。

これ、知るとちょっとへぇ〜😳” ですよね。

 

 🎨 Udeng にも種類がいろいろ!

 ここに、追加説明をわかりやすく組み込みます👇

 【布素材の違いが分かると楽しさ倍増!】

 Endek(エンデッ)

バリ島の伝統織物。絣(かすり)技法で作られ、にじんだような独特の模様が特徴。

一番バリらしい布」と言われます。

Batik(バティック)

蝋(ろう)で模様を描いて染める布。

ジャワ島が有名ですが、バリにも多くの柄があります。

儀式にも日常にも使われる万能タイプ

 

 

Songket(ソンケット)

金糸・銀糸を織り込む豪華な布。

結婚式や特別な行事で着用され、

格式を象徴する高級布*として知られます。

 

 👑Udengの形にも種類がある】

見た目の違いを知ると、寺院や街歩きがもっと楽しくなります。

 

1.Udeng Jejateran(ウデン・ジュジャテラン)

最も一般的な形。

前に三角ののような折り目がある、

「標準的で一番よく見かける Udeng

 

2.Udeng Dara Kapak(ウデン・ダラカパッ)

前の折り目が斧(kapakの刃のようなデザイン。

少しシャープで力強い印象の形。

文化イベントなどでよく使われます。

 

 

3.Udeng Beblatukan(ウデン・ベブラトゥカン)

結び目が後ろにくるタイプ。主に Pemangku(プマング:寺院の神職者)専用。

「自分より人々のために」*という精神を象徴しています。

 👳‍♂プマンク(Pemangku)= 神職のUdengは特別

 バリの寺院で儀式をリードする神職者「Pemangku(プマング)」。

 彼らが身につけるUdengBeblatukan(ベブラトゥカン)と呼ばれ、結び目は後頭部にあります。

 

 

 

 

これは、『自分よりも、まず人々のために奉仕する』という心構えを忘れないため。

Udeng は彼らの *精神的シンボル* でもあるのです。

昔は「手で折る」スタイル、今はかぶるだけ

もともとUdengは、1枚の布を手作業で折り、頭に結ぶものでした。折り方には伝統があり、

その人の性格も出る*と言われていたほど。

 

しかし現代は忙しいため、既成のかぶるだけ Udeng” が一般的になりました。

観光客でもかんたんに着用できます👒  (伝統的な形はしっかり踏襲されています)

 

🎭 今では観光・イベントでも大活躍! 宗教儀式だけでなく、

* 文化フェスティバル

* ダンス公演

* 地域イベント

* 観光業の制服

 

など、さまざまな場で使われるようになりました。

 素材やデザインも増え、バリの魅力を見た目でも楽しめるアイテムになっています。

 

 

🌺 Udeng が伝えるメッセージ

文化が変わっても、Udeng の核心は同じです。心を整え、伝統を尊び、

善い方向へ向かう自分であろうとする。シンプルですが、とても深い。

バリらしい温かさと哲学が詰まった布なのです

 

https://55bali.com/activity/category/custom

 

 

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